「和菓子(生菓子)のおはなし」(三津屋製菓舗・長尾 啓一さん)
ここ飛騨金山で昔から地元の人たちに親しまれている和菓子屋さんがあります。それが三津屋さん。創業からおよそ一世紀、啓一さんが3代目の老舗菓子舗です。
啓一さんのおばあさんの実家が和菓子屋さんで、内職程度にお菓子を作り始めたのが三津屋さんの始まりだったそう。当時からお饅頭、ういろう、六方焼きなど、今に続くお菓子を3代にわたって作り続けてきました。
六方焼きは三津屋さんの名物お菓子。あんこに小麦粉の生地をつけて、六面を焼いた四角いお菓子です。日持ちさせる為に一面ごとに10分、全部で1時間かけてじっくり焼いて水分を飛ばしていきます。焼いたばかりの六方焼きは、硬くてパリッとしているんだとか。それがあんこの水分を吸って、2日くらいかけてしっとりとして食べごろになってきます。保存料なしでも3週間程度は常温で日持ちするので昔からお土産に重宝されてきました。
春は桜餅や柏餅、夏はくずまんじゅう、わらびもち、秋は栗きんとん、冬は味噌まんじゅうやどら焼き、お正月は限定の練り切りなど、三津屋さんでは四季折々にその時にしか食べられない季節のお菓子が味わえます。日本の和菓子は茶道の発展とともに、季節感を取り入れながら作られ楽しまれてきたもの。新緑の匂い、酷暑でもさっぱりいただける口当たり、秋の味覚、正月ならではの華やかさなど、折々の季節の魅力がぎゅっと詰まった和菓子から四季を感じることができます。
今回のまちゼミではそんな和菓子の作り方や使っている原材料について啓一さんが教えてくれます!素材の素朴な味を生かした和菓子。この機会に、その製作過程をちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか?
まちゼミ開催概要
◆和菓子(生菓子)のおはなし
開催日 10月2日(土)13:00〜14:30
10月16日(土)13:00〜14:30
会場 三津屋製菓舗/下呂市金山町金山2230
対象: これまで当店の受講をされていない方
持ち物: 無し
材料・教材費: 無料
定員: 1講座あたり5名
講師: 長尾 啓一
予約: 9月18日(土)からお電話にてご予約ください
0576−32−2117(三津屋製菓舗)
三津屋製菓舗
住所:岐阜県下呂市金山町金山2230
営業時間:8:00〜18:00
定休日:不定休
お問い合わせ:0576−32−2117
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