金山町商工会主催 第4回まちゼミが9月26日(日)~10月26日(火)に開催決定!
皆さん、「まちゼミ」って聞いたことありますか?
「まちゼミ」は、商店の店主さんや従業員の方が講師となって、プロならではの知識や情報、 ちょっとしたコツを受講者さんに伝える少人数制の「得する街のゼミナール」のこと。期間中、 街のあちこちのお店でこうしたお得な話を聞いたり、体験ができたりするんです。愛知県岡崎市発 祥で、今では全国の商店街で開催されています。
飛騨金山では金山町商工会が中心になって企画され、2019年2月に第1回が行われました。今回 9月26日~10月26日に開催されるまちゼミが4回目となり、これまでで最多の46の事業所が参加して、52の講座が開催されます!
今回お話をお伺いしたのは、飛騨金山でまちゼミの実行委員長を務めるガレージナガオの長尾孝広さん。

実は、飛騨金山で「まちゼミ」が始まった背景には、2018年7月にこの街を襲った大災害があり ました。1時間で108mmの雨が降り、中心街を流れる河川が氾濫。多くの家やお店が床上まで浸水し、一時は壊滅的な状況に。それをきっかけに廃業を考える事業主の方もいたほどの大災害だったそうです。

しかし、お客さんからお店の継続を望む声が高まったり、街の仲間が中心となってお互いに助け 合いながら、大災害から少しずつ復興していきました。その中で、街の商店が商工会を中心に一 丸となって取り組んだのが「まちゼミ」でした。
だから「まちゼミ」は、豪雨災害からの復興の象徴のような側面も、飛騨金山の商店街にとって はあるんです。
他の地域で行われている「まちゼミ」と比較すると、街の規模や商店数からすると飛騨金山の「まちゼミ」参加率は異常に高い。そこには、飛騨金山の商工会や商店が「まちゼミ」にかける想いがあります。
特に高齢者世帯も多い飛騨金山。売りっぱなしじゃなくて、長く使ってもらうためのアフターケアも気軽にお願いしてもらえる、顔の見える関係が大事になる。
「まちゼミで一番大事なのは、コミュニケーション」と長尾さんは言います。 「まちゼミの目的は、まずお店の人とのコミュニケーションを楽しんでもらって、そのお店を気に入ったら次に何か買いたい時に来てもらえる、という関係を作ること。意外と地元の商店に入ったことのないお店がたくさんある、という人もいらっしゃいます。まずはまちゼミの講座を楽しんでもらいながら、街のお店を知ってほしい」

いろんな楽しい、ためになる、機会があればやってみたかったプログラムが用意されているまち ゼミ。明日から1日2店舗ずつ飛騨金山infoで紹介していきます。ぜひ今まで行ったことのなかったお店に、この秋、足を運んでみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
金山町商工会
〒509-1614
岐阜県下呂市金山町大船渡571-1
TEL:0576-32-3370
FAX:0576-32-2882
(各講座については各店舗に直接お問い合わせください)
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