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  • 執筆者の写真Aya Sato

【まちゼミ】縄文から昭和まで、飛騨金山の歴史へご招待

「金山巨石群と縄文人&筋骨めぐり」(岡戸 孝明さん)





飛騨金山駅に事務所を構える金山町観光協会。金山観光の総合窓口です。



今回のまちゼミでは、「金山巨石群と縄文人&筋骨めぐり」と題して金山観光の2大スポットの歴史をめぐります。縄文時代の遺跡金山巨石群について話を聞いた後、実際に金山町内の筋骨(旧宿場町内の古い路地裏)へのガイドツアーに出発!1回の講座で金山の歴史を今に伝える見所を一気に楽しむことができるんです。




金山巨石群は、縄文時代に巨大な岩を使って作られた太陽暦観察のための装置です。今でも、その時々の太陽光の差す角度などによって冬至、春分、夏至、秋分を知らせてくれる実際に機能しているもの。縄文人が太陽光を観測した跡には、今でも毎年同じ光が差し、縄文人が見たままの景色を今に伝えています。太陽と地球の動きが刻む時が、この遺跡の上を何千年も流れてきました。



稲作文化が大陸からもたらされるまで、1万年以上もこの日本列島で続いた縄文時代。その時代の化石や遺跡からはほとんど人間同士が争った形跡が出てこないそうです。縄文人たちはどのように生きていたのか、どのような生活の知恵を持っていたのか、どのような死生観を持っていたのか。飛騨金山に残るその時代の遺跡をもっと知って、人類がこの地で生きてきた1万年の時の流れに思いをはせてみてはいかがでしょうか。



飛騨金山は4つの藩の境目にあって、交通の要所として発展した宿場町が街の成り立ち。飛騨地方と美濃地方をつなぐ飛騨街道上に発展していきました。その昔は、飛騨街道沿いに隙間なく旅人のための宿やお店が密集する繁華街でした。人通りの多い主要幹線道路だった飛騨街道を避けて、地元住民の生活のための通り道として裏道が発展していったのが筋骨と呼ばれる細い道。まるで迷路のような裏道が、今でもれっきとした公道としてこの町中に残っています。






「筋骨めぐりはガイドがお客さんを迷子にして楽しむツアー」といたずらっぽい笑顔で話してくれたのは筋骨ガイドの岡戸孝明さん。昭和からまるで時が止まったような裏道を歩くウォーキングツアー筋骨めぐりを10年前にたった1人で始めました。それが口コミで評判を呼び、コロナ前は観光バスがひっきりなしに訪れる人気観光スポットに。ただそれでも筋骨めぐりは、街の裏側である生活の場をそっと覗かせてもらうものと岡戸さんは言います。



自分たちが生きている街も、成り立ちや歴史なんて機会がなければ意外と知らないものですよね。この機会にぜひ、飛騨金山に住む方も筋骨めぐりに出かけて、この街の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。いつも通っている道や自分たちが住んでいる街が、なんだか違うものに見えてくるかもしれません。



まちゼミ開催概要


◆金山巨石群と縄文人&筋骨めぐり

開催日  9月26日(日)9:30〜12:00

9月29日(水)9:30〜12:00

会場 金山町観光協会/下呂市金山町大船渡679-1

対象: どなたでも

持ち物: なし

材料・教材費: 300円(お一人300円のクーポン進呈)

定員: 1講座あたり10名

講師: 岡戸 孝明

予約: 9月18日(土)からお電話にてご予約ください

   0576−32−2682(金山町観光協会)


 

金山町観光協会

住所:岐阜県下呂市金山町大船渡679-1

営業時間:8:00〜14:00

お問い合わせ:0576−32−2682




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