宮大工のしごと
株式会社 田口建築
◆飛騨の匠の技を受け継ぐ宮大工
金山には、飛騨の匠の技を継承する宮大工・職人を多数抱える建築会社があります。岐阜近辺だけに留まらず、全国各地で神社・仏閣の建築、改修を手がける田口建築さんです。
宮大工は一本の木に手作業で精緻なほぞ穴や溝を掘り上げ、釘を使わずに、木だけで組み上げていきます。歴史的にも木材産地として木工文化が育まれてきた飛騨地方の技術が受け継がれています。
<<大工さんの仕事のルーティーンに関する記述をもうちょっと書きたい>>
大工さんの朝は早い。
◆会社の目的は「関わる全ての人が幸せであること」
そんな歴史や文化に根ざした技術を持ちながらも、3代目の啓介さんは会社の一番大事な目的は、社員や家族、下請けの業者さんや関連会社の社員さん、お客さん、関わる全ての人が幸せであること、と言い切ります。
15人の職人さんをはじめ、社員20人程。元々は、啓介さんのおじいさんが昭和20年頃に1人ではじめた仕事を、おじいさんの兄弟や息子らが手伝うようになったところから会社化しました。
だからこそ、会社に関わる皆んなが親戚みたいな付き合いをしています。いい仕事をするためには家庭が安定していることだってすごく大事。会社のみんなで家族ぐるみの親戚付き合い。良く言えば、人を大事にする。悪く言えば、お節介焼き。そんな社風だそう。
会社が関わる人全てに利益をもたらすものであった時代から、株主に利益をもたらすものに転換が進んで久しい現代。時代にポツンと取り残された感もある、田舎ならではの関わる人を大事にする会社の在り方が今もここにあります。
◆向いているのはこんな人
「向いているのはどんな人ですか?」との質問に返ってきたのは「『親戚付き合い』がいいと思える人」との答え。正直、ちょっと意外な答えでした。
職人気質でいい仕事への探究心やこだわりが強いことももちろん大事。だけど、もっと大事なのは「人と向き合うこと」。大工さんは、建築という仕事の中で、様々な業者さんを取り仕切り、中心になって仕事を差配していく役目を担う要。人と向き合う、人とコミュニケーションをとる、そこを楽しめる人が向いているんだそうです。
施主さんからは「営業の方だけじゃなく、職人さんと直接顔を合わせて話をして、納得しながら進められたことが本当によかった」との声をもらえるそう。現代社会では評価されづらい、だけれども仕事をする上で大事なことをちゃんと大事にできる仕事環境があります。
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